働き方改革の推進に伴い全国47都道府県にセンターが設置されています。

働き方改革は2019年から始まりましたがご縁があり本年度初めてセンター業務に携りました。持ち回りでたくさんの先生方がセンターに出勤される中、先日とある尊敬する先生とセンターでお会いした時の話です。ここぞとばかりに自分の中でモヤモヤしていたこと、ズバリ聞いてみました！

Q.そもそも働き方改革とは何なんでしょう？

A.日本の経済力、人口、GDP、貨幣価値などが総合的に低下していて国際競争力が弱体化していることにメスを入れる制度だよ。

Q.わかりました。でも中小規模事業所までそのようなルールを強いるのは酷ではないでしょうか？

A.酷だと思う。でもしょうがない。このルールについて来れる事業所を残そうという国の選別が始まっており、企業も頑張らなければならない。

Q.やはりヨーロッパ的な考え方ですか？

A.そう。円安インフレでなく国際的競争力をもう一度日本もつけなければならない。働き方改革をきっかけとして今一度生産性を向上しなければならない。

社労士としてミクロ（労働社会保険諸法令）だけでなくマクロ（経済）の視点も持たなければならないと言われたような気がしました。労働法に限らず企業の生産性向上にいかに寄与できるか、改めて考えるきっかけをいただけたと思います。